ご機嫌いかがでしょうか。朝晩は肌寒くなってきましたね。
今回は息子が2歳前の頃のお話です。相談をした記録を見ると、修正月齢で1歳9ヶ月の頃の様ですね。この頃は、発達を診て頂いている病院でリハビリを受けたり、病院内で4~5人程の小集団での療育も受けさせていただき、支援を受けながら私も関わり方について学んでいました。
どんな個性を持ってる子?
まだハッキリと「自閉症」だと認識していなかったと思いますが、「他の子を知らないけど、多分かなり独特な子だよね?こんなに大変なのって発達障害だからだよね?」とは思っていたと思います。「発達の遅れ」では説明出来ない難しさを感じていました。
先生に相談した時に「優しい言い方でもダメと言われているのを理解している様子なので、知的な遅れは無いように思います」と言われました。
どんな個性を持った子になるのかまだまだ解らない頃でしたが、その意見からなんとなく自閉症かな?と考えていました。
お互いを知る
突然私の話が出てきましたが、息子の様子や自閉症の特性を知るたびに、私のアレはそういう事がだったのか、と納得する事が多々あります。
幼い頃の辛かった事もですが、大人になってからでも。周りに理解が得られないと言うより、自分で自分を理解出来ていなかったのですね。
漫画の中でも私は診断を受けていないと書いていますが、自分がASDなんだと主張したい訳でも、違うと言いたいのでもありません。
個人的には、発達障害の特性を自分に当てはめて「そう言う事もあるね」と理解する事は少し危険だとも思います。苦しさやコントロールしづらさ、大変さは人によって大きな隔たりがあることを解っていなければ、結局は無理解に繋がるからです。
ただ、色々な特性を知る事で「大多数の人はこうじゃないんだな」という事も知ることが出来ます。
社会で「普通」とされている事を理解する事で、自分の個性や生きづらさに気付き、対策を考える事が出来るのです。
私は発達関連の本を読む事で、息子を、そして自分を知るきっかけも与えられています。
知って損は無い
発達障害の特性はある・なしでハッキリ白黒に分かれるものではありません。
本人にはどうしようもない困り事や、困っていなくても個性の幅や特性を知る事は、自分だけでなくまわりの人を理解するのにも役立ちます。
知って損は無い人間の多様性。発達障害の特性は、障害を持った子の親が自分で勉強してやっと知れる様な状況です。けれど、人と関わりその人を理解する、そして自分を知る為に、すべての人が知っておいていい事では?と最近は思います。
次回は
なんだか私の考え方を語る回になってしまいましたが……次回は後編です。
私が今それなりに自分を受け入れて幸せに暮らせているのは、色々な気付きを与えてもらえたからでもあります。それは、本だったり誰かのブログだったり。
息子の個性をお伝えする事で、こんな子がいるんだな、と知って貰えるだけでも、私も少しは誰かのお役に立てるかな~と期待しながら、次回も頑張って描こうと思います。
この記事を読んでくださったあなた、ありがとうございます!
よろしければ次回もよろしくお願いいたします。