にこちゃんでんでんーASDと気楽に歩くー

ASD傾向のある息子にこちゃんと一緒に成長したい私。

出産の記憶がありません

 

息子が産まれた時のお話です。

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兆候

頭痛と胃の辺りが熱い、と言う症状。

漫画に「2日前にもなった」と書いていますね。それはかかりつけの産婦人科で母親教室の日でした。

私は妊娠中の体の浮腫みには無頓着と言うか、それほど浮腫みが強く出なかった方なのでしょう。手をグーパーするとちょっと握りにくいな、浮腫んでるんだな…と思うくらいでした。

でも母親教室の日の朝、足が明らかに浮腫んでいたんです。それで母親教室で質問してみましたが、「妊娠中の浮腫みは誰でもある事なので、顔が変わるくらいパンパン、とかじゃなければそれ程気にしなくて大丈夫」とのこと。

それで安心して帰りのバスに乗った時に、この症状が出たのです。

この頃、世間ではポケモンGOが大流行中。インドア派の私は、妊娠後期の運動習慣にいいかなとインストールしたばかりでした。勿論、歩きスマホは絶対にしないように注意しながら。(当時はまだ運転中の操作防止の為の、移動速度による制限とかが整備されてなくて、バスに乗っている時にポケモンゲットとかできました)

帰りのバスで、始めたばかりのポケGOを楽しもうとしたのですが、どうした事かすごくしんどい。頭痛と胃痛(胃が熱い)と言うだけにしては、スマホの画面を見るのすら難しい。ポケGOは諦めて静かに座り、バス停から自宅まで必死に歩いて帰宅したのを覚えています。

そしてこの日は休めば治まったので、また起こるとは思っていなかったのでした……。

 

何が起きていたのか

私の場合は妊娠高血圧症候群HELLP症候群を併発していた、と聞いています。胎盤も剥がれかけていたとのことで、本当に一刻を争う事態だったようです。

この病気については日本産科婦人科学会のページが詳しく解りやすいです。

後で解ったことですが、私は胎盤が小さかったようです。そして産まれた息子の体重も、妊娠週数に対して小さめ。よく「赤ちゃんの体重は〇〇㎏くらいだろうと言われていたけど、産まれてみたら違った」とか聞きますよね。私も順調と言われていましたが、現代の技術をもってしてもまだまだ解らないことは多いのだろうと思います。

 

痛くて動けない

ところでお風呂に入って、全部洗い終わってないのに出るのって嫌じゃないですか?この時も実は、「洗いたい……痛い痛い無理……いやいけるか?なんとか……うああぁぁメッチャ痛い」…みたいな感じで結構葛藤しました。

漫画で上手く表現出来ていませんが、確か締め付けるような、何か「ヤバい」と感じる痛みでした。

いやもう…本当に本当に痛かったんですよ……。

当時の記録(手帳に日記的なメモを書いていました)を見ると、どうやらこの日は日中から軽い頭痛があった様です。でも基本的に元気で食欲もあり、遅い時間にお菓子を食べたりしています。まだまだ出産ももう少し先でのんびりと過ごしていた日の、突然の出来事でした。

 

妊婦訪問でも指摘されていました

「妊婦訪問」と言う制度がありますね。妊娠中の方の健康状態の確認と、妊娠中の生活・出産についての保健指導、その他相談等の為に、保健師さんや助産師さんが家に来て下さる制度です。

25週くらいの頃だったと思います。

この妊婦訪問で、私は「少し血圧が高い」と指摘されました。記録では 128/80mmHg ですが、「妊婦さんは、このくらいの血圧でも注意した方がいいのよ」と助産師さんに言われたのを覚えています。

産婦人科の健診では「異常なし」と言われていました。ですがこれは不安ですよね。先生に助産師さんに指摘された事を伝えると、血液検査をして下さいました。
そして結果は「異常なし」。

その後、漫画の出来事の5日前にも健診がありました。血圧は 122/93mmHg 。私も後から「あれ?何も言われなかったけど大丈夫なのかな?」と思いましたが、病院の外からの指摘で血液検査までしてもらって、これ以上聞き辛かった気持ちもありました。次回も高かったら聞いてみようかな…くらいで。

結局、そんな悠長な話では無かったのですが……。

 

どうか無理なさらず

よくよく思い出すと、妊娠してから軽い頭痛がよく起こってたんです。全てが血圧が原因ではないかも知れませんが。

もし現在妊娠中の方がこの記事を読んで下さっていて、少しでもおかしいと思う事があれば、病院で質問して原因を探って欲しいなと思います。妊娠と関係ないと思っている事も病院と情報共有しておく事で、より安全にマタニティライフが送れると良いですよね。

私は妊娠と同時に退職していたので、体調に合わせて無理のない生活が出来ていました。けれど、仕事や上の子の育児、他にも色々な事情で妊娠中でも頑張らざるを得ない方は沢山いらっしゃいます。もっと早い週数で、外出先等で、漫画の様な事態になる可能性もあるのですよね。

妊娠中の心配事は絶えませんが、まわりの方が少しでも協力して下さったり、実は沢山のリスクがある事を知って頂くだけでも、妊娠中の方とお腹の赤ちゃんを守る事に繋がるのだと思います。

 

割と落ち着いていました

32週での出産。「出産」というイベントに向けて色々準備をしたり…といった事はまだ始めていなかったので、産後の知識は情報収集不足の状態ではありました。

ただ、私は諸事情で予定帝王切開での出産が決まっていました。自分で産む、と言う気構えもなく、最初から先生にお任せする意識だったので、通常分娩のつもりだった場合よりもショックは少なかったかな、と思います。

何度か全身麻酔での手術を受けた事もありました。なので、「自分では”今から”の感覚だけど、気付けば全て終わっている」と言う状態も複数回経験していました。

事前に先生が「赤ちゃんを出します」と教えてくれていたので、目が覚めた時に「あ、これはこういう状態かな?」と直ぐに理解できました。

呼吸が止まったり痙攣したり…と言う話は後から聞いて流石に驚きましたが、こんな事になった割には落ち着いていた気がします。

 

産婦人科は悪くないのです

産婦人科の先生は、救急車に一緒に乗って総合病院まで来て下さったそうです。後日お会いした時も「もっと早く気付いていれば…」と恐縮されていました。

自分でも調べてみましたが、妊娠高血圧症候群は急に発症する事もあるみたいですね。
先程「兆候があった」という事を書きましたが、決して産婦人科の対応について見落としがあったとか、責めたい気持ちがある訳ではありません。

この記事を読んで下さった方に症状を知って頂く事で、もし誰かの予防に繋がれば…と思い、書かせて頂きました。

 

夫の出産

息子も私も無事で良かったですが、とにかく夫が本当に大変だったと思います。なので我が家では、私ではなく夫が出産したようなもの、と言っています(笑)

ここまで読んでくださったあなた、本当にありがとうございます!